リハビリ新人研修(症例発表)

リハビリ新人研修

当院では新人研修の一環として毎年12月頃に症例発表を行っております。
今回は症例発表を行った新人の中から理学療法士、言語聴覚士の感想を掲載いたします。

新人研修を実施する目的

新人セラピストが患者様の評価から介入内容、効果判定などの臨床思考過程をまとめる機会を作ることを目的に、症例発表を行っております。

作成過程で先輩と一緒に行い、助言をもらうことができます。発表時には他のセラピストも参加しているためより多くの助言を受けることで、自身の介入を振り返る良い機会になります。

新人療法士の感想

今回の新人症例報告では実際に行った理学療法プログラムを振り返り、さまざまな視点から介入方法を見直すことができました。

効果的な理学療法を実施するためには日進月歩、蓄積される医学的エビデンスを臨床現場で活かしていく必要があります。症例報告作成過程では様々な文献を調べたり、先輩方に助言を頂くことで、他覚的な視点からも自身の理学療法介入を振り返ることができ、貴重な時間となりました。

新人聴覚士の感想

自分が担当させていただいている患者様について発表を行うため、学生のときの症例発表とは違ってとても緊張しました。

資料を作成するときは、患者様のリハビリに関する大量の情報を数枚の資料にまとめることに苦戦しましたが、入院から退院までのリハビリ経過を時系列に整理することで、リハビリの効果を客観的に把握することができました。

症例発表を行ったことで、PT・OTの視点からリハビリのアドバイスをしていただいたり、高次脳機能の変化が、ほかのリハビリ場面でどのように影響しているのかを教えていただくことができ、大変参考になりました。

まとめ

症例発表で受けた助言や自身の介入の振り返りを今後のリハビリテーションに活かしてほしいと思っております。