第32回京都府理学療法士学会に参加しました。
当院のスタッフが第32回京都府理学療法士学会でシンポジストを務めました。
内容は、「回復期から生活期または在宅への下肢装具を用いた歩行再建の連携と課題について 」であり、当院が得意とする脳卒中患者さんの歩行練習の内容や訪問リハビリへの連携と課題を紹介しました。
また、学会前に法人内の療法士を対象としたアンケートでは、回復期リハと生活期での連携は不十分との回答が半数を占める結果となりました。
その理由としては、コロナ禍であり現地での申し送りが不可、書面の申し送りがあっても装具の情報がない、もしくは不足していることが多いといったことが挙がりました。
なお、生活期リハスタッフにとって連携手段として必要なのは、リハビリテーションサマリー、装具ノート、サービス担当者会議、実際に訓練場面の見学だと考えていることがわかりました。
申し送りの内容として1.装具の受け入れ、2.作製の経緯、3.装具の予後予測、4.メンテナンス方法などが不足しているため、内容自体を再考する必要があることも分かりました。
今回の学会では、シンポジウム後に同じ演者であった第一日赤病院様、がくさい病院様、岡本記念病院様の療法士に呼びかけ30分近く京都府・市内の連携について議論いたしました。
今後も、他院様との情報交換も積極的に進めていきたいと思います。