リハビリテーション部 症例報告会 開催

症例報告は、臨床場面での気づきや疑問点を整理し客観的に分析していく能力を高めるために有効な取り組みです。
当院では、上級生によるお手本症例報告会、新人セラピストによる症例報告会を毎年実施しています。

今回は上級生による症例検討会について掲載します。

症例検討会はチームごとに少人数で実施しました。
少人数での実施は、感染対策の側面もありますが、発言がしやすくディスカッションが活発に行うことができる利点もあります。

今回は下記、理学療法部門から2例、言語聴覚部門から1例の報告を行いました。

●理学療法部門(脳血管疾患領域)
運動学習理論に基づき歩行練習条件を工夫した脊髄不全損傷者の症例報告

●理学療法部門(整形疾患領域)
  大腿骨転子下骨折術後の転位、術部のアライメント不良が大きかった治療経験

●言語聴覚部門
  重度高次能機能障害に対して認知過程の階層性に着目して介入した症例

 

報告会では、療法士から活発な意見交換が行われました。
発表者は、自分の臨床を振り返ることができ、チームの療法士から意見をもらうことで、臨床での問題解決能力向上の一助となったのではないかと思います。

今後も担当する患者さんに最善の治療を提供できるように、自己研鑽を続けていきたいと思います。