調理訓練の様子をご紹介します

当院リハビリテーション部では、リハビリテーションの一環で調理訓練を行っています。
今回はその様子をご紹介します。

<調理訓練について>
当院のリハビリは、リハビリ室、言語聴覚室、患者様の病室など様々な場所で行っています。その内の一室に、一般的な家のキッチンを再現した部屋があります。そこには冷蔵庫や電子レンジといった電化製品や、包丁やまな板、フライパンといった調理器具も備わっているため、ご自宅と同じような環境で調理の練習を行うことができます。

調理訓練の対象患者様は主にご自宅に退院された後に料理をされる方となっています。

調理訓練を行う前に、粘土を使って実際の野菜や肉を切れるかどうか練習をすることもあります。そのとき難しさを感じたら、握力を強化する運動や指の細かい運動、自助具といって使いやすいように工夫されている道具などを提案させて頂くこともあります。

作るものを決めたら、具材や調味料は何を使用するのか、どのような手順で作るのか、時間はどれくらい掛かりそうなのかなど、細かいところまでセラピストと一緒に考えて頂きます。現在は感染症対策のため買い物をセラピストが行っていますが、以前は患者様と一緒にスーパーに買い物に行くこともありました。

<調理訓練の様子>
ここからは実際に患者様と調理訓練を行っている様子を紹介していきます。

 

今回はカレーライスを作っている様子を紹介しましたが、これまでに野菜炒めやハンバーグを作られた患者様もいらっしゃいました。材料の予算は1,000円程度としておりますが、この限られた予算で美味しいものを作ろうといろいろ工夫をしてくださいます。

<まとめ>
このように当院リハビリテーション部では、リハビリテーションの一環で調理訓練を行っています。今後もリハビリに関わる様々な記事を投稿していきますので、是非ご覧ください。