病院敷地内のリハビリ風景-京都リハビリテーション病院-

当院リハビリテーション部では、リハビリテーションの一環で敷地内歩行訓練を行っています。今回はその訓練の様子や敷地内のリハビリ庭園の様子などを紹介します。

<敷地内歩行訓練の目的>
・ご自宅の周辺だけでなく、買い物に行ったり遠出したりすることを想定してどの程度の距離を歩けるのかを確認する。
・雨天を想定して傘を差しながらの歩行や、買い物の帰り道を想定して荷物を持った状態でも安定して歩行できるかなどを確認する。
・外を歩くことで気分転換になる。
・季節に応じた草花を見たり外気を浴びたりすることで、季節感を味わうことができる。

<実際の訓練場面>
敷地内は1周約300mあり、患者様とセラピストが一緒に歩行訓練を行います。玄関前にはベンチがあるため1周歩くごとに休憩をすることができます。また患者様のご自宅周辺や外出先の環境に合わせて、当院敷地内のリハビリ庭園でスロープや砂利道などを歩いたりもします。

<安全に配慮して歩行訓練を行っています>
敷地内歩行訓練では、万が一患者様が転倒したり急変などが起きてしまった場合に迅速に対応できるように、Eコール対応カードと一時救命処置の方法が書かれたカードを持ち歩いています。

<まとめ>
 現在は、厳しい残暑により積極的に敷地内歩行訓練は行えておりません。日毎に秋らしさを感じられる季節になってきましたので、涼しくなれば積極的に恵まれた環境を生かした練習を実施していく予定です。今後も、患者様に質の高いリハビリテーションが提供できるよう、当院職員一丸となって取り組んでいく所存です。