リハビリテーション科 新システム稼働

2020.6.1現在,リハビリテーション科は総勢63名(回復期48名,老健10名,訪問リハ4名,事務員1名)となりました.

とりわけ、回復期リハビリテーション病棟の療法士拡大に伴い、組織体制と患者担当制度を一新し,新システムを稼働させます。

Triangle – Pairs(TriP) 1) 2)

藤田医科大学七栗記念病院(当時 藤田保健衛生大学七栗サナトリウム)が開発した療法士の新しい練習システムです。3人の療法士を1組としたグループを最小単位としています。

主担当と副担当の療法士が1人の患者さんを担当する複数担当制度であり,主担当が不在の日は副担当がリハビリテーション医療を提供します、患者さんから見れば,担当は常にいつもの療法士となります。

また,療法士間の申し送り相手は原則1人に限定されるため、目標やリスク管理項目,リハビリテーション内容や進捗の共有が容易になります。

複数担当制度により、異なる経験年数層の療法士が担当を組むことになります。これにより、経験値の偏りを防ぎ,均質なリハビリテーション医療の提供を実現します。

チームマネージメント(Team Management)2)

経験豊富なチームマネージャー(Team Manager)とアシスタントマネージャー(Assistant Manager)が、職種横断的にチームを管理します。

これにより,チーム内の問題解決と職種間の連携がスムーズになります。また、管理側とメンバーの構成を適正化することで、効率的なチーム運営を図ります。

注意)より多くのリハビリを提供する場合,カンファレンスや入浴等の時間、勤務療法士数によっては,担当者が異なる場合もございます。

1) 才藤栄一,園田 茂(編).FIT プログラム 統合的高密度リハビリ病棟の実現に向けて.医学書院,2003.

2) 園田 茂(編).最強の回復期リハビリテーション −FIT program.一般財団法人学会誌刊行センター,2015.