リハビリテーションと七草粥

今年もよろしゅうお願いします。もり子どす。

お正月気分がまだまだ抜けませんが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
先日1月7日は七草粥を出させてもらいました。

七草粥は、毎年1月7日(人日の節句)に春の七草である芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏の座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)を入れて食べるお粥のことどす。

七草の種類について

◆芹(せり)
胃を丈夫にする効果や解熱効果、利尿作用、整腸作用、食欲増進、血圧降下作用などの効果あるといわれています。
◆薺(なずな)
解毒作用や利尿作用、止血作用、胃腸障害やむくみに効果あるといわれています。
◆御形(ごぎょう)
咳や痰、のどの痛みに対して効果があるといわれています。
◆繁縷(はこべら)
胃炎や歯槽膿漏に効果があるといわれています。
◆仏の座(ほとけのざ)
胃の健康を促し、歯痛や食欲増進などの効果があるといわれています。
◆菘(すずな)
胃腸を整え消化を促進し、しもやけ、そばかすにも効果があるといわれています。
◆蘿蔔(すずしろ)
美容や風邪に効果があるといわれています。

以上のような効果がある七草は早春にいち早く芽吹くことから、邪気を払うといわれました。
そのため、これを食べることで、1年の無病息災・健康長寿を祈るようになったんどす。

リハビリに糖分が必要

お粥は消化に良いので七草で胃を休めるということもよく言われますが、消化が良いぶん、腹持ちは悪いのでハビリ向きではありまへん。

患者様には、おうどん(きつねうどん)のお供にして少し召し上がっていただきました。
リハビリにはある程度の糖分が必要どす。

七草粥のレシピ

《材料》 3~4人分
■米 1カップ
■水 5カップ
■七草
■塩
《作り方》
①米は洗って、水に30分以上つけておく。
②七草はサッとゆで、細かく切る。
③米と分量の火をつけて、沸騰したら弱火で30~40分炊く。
④七草を加え、塩を入れて味を整える

これで今年1年分の邪気が払え、活力旺盛に過ごせますように!

2024年も患者様が日々リハビリに励んでいただけるよう、喜んでもらえるメニューを考案していきたいと思っております。どうぞよろしゅうお願いします。