グループ施設での言語聴覚士の連携

京都リハビリテーション病院は、京都清水メディケアシステムのグループ施設の1つです。グループ施設として介護老人保健施設や特別養護老人ホームなど複数の施設があります。
(詳しくは、ホームページをご確認ください)
グループ施設の介護老人保健施設や特別養護老人ホームには現在言語聴覚士が在籍していません。

今回は、介護老人保健施設から摂食嚥下評価の依頼があり、病院の言語聴覚士が施設間連携を行いました。
施設高齢者にとって、誤嚥や窒息のリスク管理はとても重要となります。
今回は、16名の施設利用者の口腔機能評価、嚥下機能評価を行い窒息リスクについて施設スタッフと検討しました。

施設では嚥下造影検査等の他覚的検査が無い状態で日々の関わりが行われており、とても難しい判断が必要となります。
また、生活期の高齢者にとって、食べる楽しみの視点と、施設のリスク管理の視点のバランスをとることが重要であると思います。

今後もグループの強みを生かし、施設間で協力していきたいと思います。