【リハビリテーション部】定期評価のメリットについて

当院では2022年5月より、入院患者様を対象に全セラピストが疾患ごとに当院で定めた定期評価を行っていくこととなりました。
それに際して、リハビリテーション部の川上部長より「定期評価のメリットについて」の研修会が開催されました。定期評価とは、2週間ごとに患者様の状態を評価し、評価項目をPCに記録し可視化できるようにするプロジェクトです。

評価項目に関しては以下の選定基準を設けました。
<評価項目の選定基準>
・簡易的であること
・客観的であること
・カットオフ値(基準)があること。もしくは動作獲得と相関があること

この定期評価を行うメリットとしては以下のことが挙げられます。
<メリット>
1定期的に価を行うことで患者様の状態を経時的に把握できる
2セラピストが評価する視点が広がる
・患者様の状態を客観的に把握できる
3データの一元化
・評価結果の情報を複数のデバイスで確認できる
・多職種で結果を共有できる
4疾患別による統一された定期評価
・評価項目を統一することで、リハビリプログラムの立案に役立てることができる
・経時的変化による帰結予測を立てることができる

このように定期評価を行いそのデータを残していくことで、評価項目と身心機能の経時的変化、FIM(日常生活自立度)の帰結予測を可視化することができます。取り組みを継続することで、ゆくゆくは当院独自のデータベースが構築されることとなります。このデータを元にリハビリプログラムを立案し実施していくことで
これからも患者様のお怪我やご病気の経過を見通し、最適なリハビリテーションを提供できるよう尽力していく所存です。