【クリニカルセミナー】テーマ:高次脳機能障害・失語症

今回のクリニカルセミナーでは、高次脳機能障害と失語症をテーマに研修が行われました。
高次脳機能障害では、神経心理ピラミッドや、認知関連行動アセスメント評価を中心に認知機能の全般症状を捉える重要性について学びました。

<高次脳機能検査と日常生活動作の研究の紹介>
高次脳機能検査と日常生活動作能力の改善に関する研究では、レーブン色彩マトリックス検査の点数と日常生活動作の改善に相関が強いことが紹介されていました。レーブン色彩マトリックス検査は、当院の脳卒中対象者へは、定期評価されています。今後は日常生活動作の予後予測の因子として注目したいと思います。

<失語症者に対する会話技法について>
次に失語症者との会話技法についても学びました。
会話技法を使用するにあたり、失語症者の言語機能を、言語聴覚士と情報共有することが重要であると再認識しました。失語症者と円滑に情報交換できるように、会話技法を復習したいと思います。