塗り絵付きカレンダーとリハビリテーション

当院では、必要に応じて患者様に塗り絵付きカレンダーをお渡ししています。
今回は塗り絵付きカレンダーと、作成している様子をご紹介します。

塗り絵付きカレンダーを作成する目的

入院が長期間に及ぶと徐々に時間の感覚が曖昧になり、日付が分からなくなってしまい認知機能が低下するリスクがあります。そのため認知機能を維持するために塗り絵付きカレンダーを作成して頂いています。

基本的には、リハビリ中に療法士と一緒に絵柄や日付け部分に塗り絵をして完成させますが、中には病室で過ごしているときに自主的に塗ってくださる方もいらっしゃいます。

塗り絵付きカレンダーの原本の作成について

塗り絵付きカレンダーの原本は、毎月療法士が交代で手作りしています。3月なら「ひな祭り」のような季節に関連した絵柄になるように工夫しています。

完成すると患者様はとても喜んでくださり、中には退院するときに記念に持ち帰ってくれる方もいらっしゃいます。毎朝関わる療法士が患者様とチェックし、日付を確認しています。
今後も患者様に喜んで頂けるように、作成していこうと考えています。