第28回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会へ参加

第28回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会参加に現地参加してきました。
近年は、コロナ感染拡大の影響によりオンライン参加なっていたため、数年ぶりの現地参加でした。

日本摂食嚥下リハビリテーション学会は言語聴覚士、歯科医師、栄養士、看護師、歯科衛生士、医師、理学療法士、作業療法士、薬剤師など多職種の学会員で構成され、会員数は16197名(2022年9月時点)の大きな学会です。

<発表内容>
今回、症例報告として、『嚥下機能改善術により直接嚥下訓練が可能となりQOLの向上が得られた一例』 の発表をしてきました。
症例は重度の嚥下障害にて、当院で長期に渡る嚥下リハビリを実施しましたが十分な改善が得られませんでした。そのため他院の協力を得て嚥下機能を改善させるための外科的治療を行い、楽しみレベルの経口摂取が可能となった方です。
現地の耳鼻科の医師から外科的治療の考え方や治療で生じやすいトラブル、予後についてアドバイスを頂きとても勉強になりました。

<学会に参加する意義>
学会に参加することで、その関連する分野における動向を知ることができます。臨床研究は日々進んでおり、最新の研究を知り、新しい知識を得ることが重用となります。また教育講座等では現在我々が臨床で行っている治療の根拠を深く知ることができるよい機会となります。

学会で得た、多くの知識、情報をまた明日からの臨床に活かしていきたいと思います。