リモート研修を行いました

2020年度、リハビリテーション科では7つの実用的研修会を計画しておりました。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大予防策として、従来の1会場での集合研修については開催中止を余儀なくされておりました。

しかし、私たち理学療法士、作業療法士、言語聴覚士はリハビリテーション医療の専門職として、常に学び続ける必要があります。学びの形は様々にありますが、京都リハビリテーション病院の療法士としての基本骨格は、自分たちの手で作り上げていくものであると考えております。

その観点から、学びの形の1つとして当院のリハビリテーション科としての実用的研修会を開催する手段を模索しました。

その際に重要視したことは、「ライブ(Live)であること」です。

講師のプレゼンにおける感情表現は、参加者が研修内容に興味を持ち、どれだけ理解しようとするかを決める重要な要素であると考えております。

そこで私たちは、「ライブ(Live)であること」を重視し、3密回避の上で行うリモート研修の開催を試みました。

 会場は2会場用意しました。第1会場では講師が参加者に向けてプレゼンし、その内容をリモートで第2会場の参加者に届ける形式で行いました。2会場に分けることにより、ソーシャルディスタンスの確保が容易となりました。参加者は手指消毒とマスクを着用し、研修会終了後は会場の消毒を行いました。

 慣れない中で初開催したリモート研修でしたが、大きなトラブルもなく無事に終了いたしました。今後は端末と会場を増やし、3密を回避しながらより多くの療法士が参加できる研修会へと発展していきたいと考えております。

 今、世界中が新型コロナウイルス感染拡大という未曾有の事態に直面しております。従来の方法では成立しないことも多々あります。しかし、私たちは明確な目的に向かい、「どうすれば達成できるのか?」と常に発展的な姿勢であり続けたいと思います。