「活動と転倒」をテーマに職員研修を実施しました。

令和2年8月24日、当院のリハビリテーション科 角田先生が講師となり、院内の教育委員会主催で職員対象の研修を行いました。今回の研修は「活動と転倒」というテーマでお話しいただきました。

 

今年度の研修は、コロナウィルス感染拡大を防ぐため3密を避けるべく会場へは入場制限を設け、座席と座席の距離の確保と換気を行いながら、実施いたしました。
なお、参加できなかった他の職員は、後日録音データにて全員が受講できるよう対応しております。

 

角田先生の研修での講話は、いつも大変興味深いもので、回復期リハビリテーションの実践において今回のテーマである「活動と転倒」については、活動性と安全性はトレードオフの関係にあり、活動の調整をアクセルとブレーキに例えてお話されました。

 

現在の当院におきましては、転倒率が低い状態と言えますが、
活動の調整の仕方を
①早期からの適切なブレーキ
②活動性の向上のためのアクセル
③患者・家族・スタッフ間の情報共有
以上の3点を適切に行い、活動性を十分に上げた状態でも転倒率を低く保つことがてきるよう目指していきたいと、本研修を通して皆の気持ちを新たにしております。

 

また、最後の質疑応答では、患者さんのリハビリでの評価方法についてスタッフ同士の活発な討論が繰り広げられる有意義な時間となりました。
教育委員会としましては、今後最善なシステムの導入が期待されます。

 

(文責 教育委員 吉岡啓介)