花火大会鑑賞会を行いました。

患者サービス向上委員会の活動の一環としまして、令和2年8月22日(土)・26日(水)の2日にわたり、北病棟詰所前の廊下にて花火大会の動画を放映させていただきました。

 

今回はスクリーンに投影するのではなく、白い壁を利用して投影できるよう設営を行い、参加される方々には3密を避けるため距離を取って鑑賞していただくよう呼びかけました。

 

1日目は、採光窓からの光が入り少し壁が明るくなったため明瞭に投影できませんでしたが、2日目は、事前に委員会メンバーで屋上の採光窓部分を段ボールで塞ぎ、1日目より少しでも暗い状況を作り出し、クリアに投影できるよう工夫をしました。

 

投影を終えてから、看護師長や他のスタッフから、認知症で普段は中々目が合わなかったり、会話が成立しにくい患者様が
「花火、するんやろ?」とか「ここか?」
「綺麗やったー」「そりゃあ赤がええわ★」等の積極的なコミュニケーションが見られたり、さらにはご本人の昔花火を見に行ったお話を、にこにこしながら話される場面が印象的でしたと感想をいただきました。

 

新型コロナウイルス感染防止のため家族面会、外出泊、外出訓練等が制限され、その期間も非常に長く、患者様にとってもストレスが溜まっていたと思われますが、とても喜んで参加してくださったようです。

 

今回のような季節を感じる催しを企画開催したことにより、患者さんの気分転換につながるひとときをご提供することができ、患者サービス向上委員会としても満足感を感じています。

 

(文責 患者サービス向上委員会 吉岡 啓介)