クリニカルセミナー「嚥下障害の臨床」

リハビリテーション科では、4 回目のクリニカルセミナーを開催しました。

引き続き、感染拡大防止対策の為、リモートで行いました。

療法士には、専門性によって異なる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の 3 職種があります。今回は言語聴覚士の徳島が、「摂食嚥下の臨床 “なんで?”の問いに返答できる臨 床」というテーマで研修を行いました。

クリニカルセミナーの専門分野の講義では、参加対象者を限定して開催していますが、言語聴覚士だけでなく、理学療法士、作業療法士も積極的に参加しました。

回復期病院に入院される脳血管疾患の患者様の中には、嚥下障害を併せ持つ方もおられ ます。

そのリハビリを行うのも、言語聴覚士の仕事の一つです。

嚥下に関わる器官の筋トレ や食べ物を用いた直接的な練習などを行い、誤嚥性肺炎にならないように徹底したリスク管理を行いながら、安全に口から食べられる事を目指し、積極的なリハビリを行います。

嚥下障害に対する練習内容について、最新の知見を踏まえて研修を行い、練習の内容や回 数、負荷量など根拠のあるリハビリを行えていたのか、改めて見直すことが出来ました。

患者様一人一人にあった “根拠に基づいた練習”を提供し、更なる機能回復、また、生活への復帰が行えるようにチームで嚥下障害に関わる事の重要性を学ぶことが出来ました。

私たちリハビリテーション科は、患者様に質の高いリハビリテーションを実施できるよ うに、日々の学びも深めていきたいと思います。