クリニカルセミナー「回リハ実態調査と京都リハ病院」開催

リハビリテーション科では、今年度7つの実用的研修会(クリニカルセミナー)を計画しており、今回で3回目の開催となりました。

先日のリハビリテーション科カンファレンス(Rehabilitation Department Conference)同様、今回も3密回避のため、リモートにて4会場を繋いでの開催となりました。

昨今の状況から勉強会をリモートで行う事が主流となってきている中、院内の勉強会をリモートで行う事に職員間でも少しずつ馴染んできたように思います。

 

今回は「回リハ実態調査と京都リハ病院」と題し、当院リハビリテーション科主任坂本から、回復期リハビリテーション病棟が出来た背景、歴史について説明がありました。

また、回復期リハビリテーション協会による調査データと当院のデータを比較し、当院がどの程度の水準にいるのか、当院だけでなく清水メディケアシステムの資源(物的、人的等)から今後、地域にどういった事ができるのかといった展望について、説明がありました。

全体像を捉えてから自身の施設を考察する視点は重要で、当院の長所を知ることや今後の課題を明確にする意味で非常に有効と考えます。

当施設は、決して大きい施設ではありませんが回復期病院と生活期施設、訪問リハビリが同一敷地内にあり、セラピスト間での連携がとりやすく、患者様や利用者様に対して密度の高いサービスを提供できる環境にあります。

講義の中からは、患者様、ご利用者様のみならず、地域の皆様にとってより良い提案やサービス提供できる展望がある事が理解できました。

引き続き、私たちリハビリテーション科一同は、地域に根差したより良いリハビリテーション医療をご提供するため、常に学び続け、実践してまいります。