令和4年 年頭のご挨拶
皆様新年明けましておめでとうございます。
令和4年の年頭のご挨拶を申し上げます。
脳神経リハビリ北大路病院は、令和3年(2021年)12月1日に開院から満13周年を迎えることができました。新型コロナウイルス禍の中、皆様のご支援ご協力に深く感謝いたします。
新型コロナウイルス禍の後にリハビリ病院に期待されること
令和に改元されて2年半余りが経ちましたが、そのほとんどは人類にとって100年に一度の未曽有の新型ウイルス禍との戦いとなっています。脳神経リハビリ北大路病院は直接新型コロナウイルスの患者さんを治療しているわけではありませんが、スタッフは皆感染に最大限の注意を払って勤務しています。また今日この時にも世界中で治療にあたっておられる医療スタッフの皆様に尊敬の念を禁じえません。
そんな中でも、人類の英知は新型コロナウイルスのワクチン、治療薬等の開発を急速に進め、少しずつ出口の光が見えてきたように思えます。感染対策を万全にし、入院リハビリを継続していくことが当院の医療に最も期待されていることと思いますが、今後は外出訓練、ご家族との面談、退院前ご自宅訪問など、病院の中だけが外界から孤立しないように、徐々に出口戦略を進めていく時期になってきたと思います。
新型コロナ禍の中でリハビリテーション医療をしていて最も心配なことは、脳卒中患者さんが急速に若年化(特に男性の40代、50代)していることと、重症化が進んできたことです。本来親世代の介護をしなければならない一家の大黒柱が倒れ、子供も未成年という例が急速に増えています。手術や薬剤で積極的な治療・再生が出来ない脳神経はリハビリテーションに頼るしかないのが現状です。若い男性の場合は運動機能の回復は比較的良好ですが、在宅復帰だけではなく、高次脳機能障害のリハビリ、復職まで考えたリハビリが要求されます。多くの重症患者さんを受け入れつつ質の向上との両立が求められます。今後は若い現役世代へも脳卒中予防の啓蒙が非常に大切だと考えます。
当院でもMRIを使ったドライバー検診を始めました。現役の職業運転手さんが対象です。少しでも地域の皆様のお役に立てるよう努力していきたいと思います。本年もご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
令和4年 正月
理事長推薦 日本のロック・フォーク・ポップス名盤
第7回 『20112012』ヒャダイン

ヒャダインは大阪市住吉区出身で、大阪星光学院高等学校から京都大学総合人間学部に進学しました。京都大学卒業後、本格的に音楽活動を開始することになります。歌手やタレントとして活動する際はヒャダインを名乗り、音楽プロデューサー、作詞家、作曲家、編曲家として活動する際には前山田健一を名乗ります。前山田健一としては、2010年ももいろクローバーのメジャーデビューシング「行くぜっ!怪盗少女」等アイドルソング、アニメソングなど幅広いジャンルの楽曲を手掛けるようになりますが、ヒャダインとしては2011年アニメ『日常』のテーマソングのオープニングテーマ「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」で、メジャーデビューを果たします。『日常』はあらゐけいいち原作のコミックをアニメ化した作品で、ちょっとおバカな女子高生「ゆっこ」と、8歳の天才少女「はかせ」が製作した背中に大きなネジが付いている少女型ロボット「なの」を中心に不条理な日常を描いたギャグアニメです。腐女子で漫画家志望の「みお」や仏像オタクの「まい」や人間の言葉をしゃべる黒猫「阪本さん」等主人公を取り巻く個性豊かなキャラクターが魅力的で、ほのぼのとしながらもシュールな世界が展開されています。制作は『けいおん!』『けいおん!!』と同じく京都アニメーションですが、舞台は京都ではなく原作者あらゐけいいちの出身である群馬県です。
翌2012年、ヒャダイン名義でファーストアルバム『20112012』を発表しますが、「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」に加え、「はかせのサメといぬ」「阪本さんのニャーというとでも思ったか」「ヒャダインとももクロのじょーじょーゆーじょー」等『日常』関連の曲が多く収録されています。前山田健一の曲は、キー、リズム、テンポの目まぐるしい変化が大きな特徴です。最初は聴いている側の予想を裏切る展開にびっくりしますが、それがだんだん快感になり癖になっていきます。おもちゃ箱をひっくり返したような『日常』の世界観と前山田健一の曲調がマッチしたとても楽しい傑作です。
医師・音楽療法士 岡田 純
今ない幸せを探すより、今ある幸せに気づきたい
皆さんにとって幸せってなんでしょうか?
こんにちは。理学療法士の山本です。
コロナ禍になってから「自粛」という言葉が当たり前になり、今まで当たり前に出来ていたことができなくなりました。僕自身、コロナ前は週に1回呑みに出かけていましたし年に1回は旅行に行っていました。感染対策として今は全く出来ていません。ただ、「自粛」のことを我慢していると思ったことはありません。「感染しない感染させない」ために医療のプロとして自分ができることをしているだけなので。
そして、悪いことばかりじゃありません。出かけることが少なくなって、「お金と時間」ができました。大好きな家族と過ごす時間が増えて、大好きな家族とのためにお金を使う機会が増えました。毎日家族で食卓を囲む幸せ。ちょっとしたことで笑いあえる幸せ。今まで当たり前だと思っていた幸せに気づくことができました。コロナ禍の中、できないことが増えたのも事実です。でも、今すでにある幸せに気づくことも増えました。
今ない幸せを探すよりも、、、とは言ったものの、今ないものを願う気持ちはあります。同じ職場のスタッフや患者さんや利用者さんとマスクなしで笑い合いたい、これが僕の一番の願いです。まだまだ、このコロナ禍は続くかと思います。でも、今ある幸せを大事にして皆さんの笑顔に逢える日を願いながら乗り越えていきたいです。
当法人の訪問看護ステーションでは「人がひとを支える地域社会作りに貢献する」を基本理念とし、だれもが住み慣れた地域でその方らしい日々を送ることができるように支援することを大切にしています。身体の具合がすぐれなかったり、最近足腰が弱ってきた。そんな困りごとがありましたらお気軽にご連絡いただけましたらと思います。
訪問看護ステーション脳神経リハビリきたおおじ理学療法士
山本幸司
2021年度 職員表彰(永年勤続・業務)
【事務部】
事務 前田保夫
<10年勤続表彰者>
【医局】
医局長 牧浦弥惠子
【看護部】
看護師 山口祥子・看護師 渡邉理恵
【リハビリテーション部】
理学療法士 前田修宏・作業療法士 足立郁乃
言語聴覚士 別當真布・事務 薮智子
訪問リハビリ 作業療法士 硲裕美
理学療法士 小林邦彦・理学療法士 山口祐太郎
今年の抱負(年男・年女)

