~正しい深呼吸で自律神経を整えましょう~
生命を維持する機能=自律神経機能 で自らコントロールできるのは呼吸だけです!!
自律神経は交感神経神経と副交感神経という相反する働きの二つの神経から成り立っており、交感神経は活動・ストレスといった状態=昼間に優位になりやすい。
副交感神経は休息やリラックス状態にある時=夜間や睡眠中に優位になりやすいです。
日々の生活の中では、無意識的な呼吸になりやすく、浅く短い呼吸になっていることが多いです。
この呼吸では交感神経が優位に働きやすく、自律神経自体のバランスが崩れ免疫力の低下などを引き起こします。呼吸は意識をすることで呼吸の回数や速さをコントロールすることができます。
正しく深呼吸をすることで、副交感神経を刺激し、交感神経優位の体をリラックスした状態にする効果があります。
1日数回、深呼吸をして、自律神経のバランスを整えていくことが大切です。
自律神経のバランスが崩れてしまうと免疫力の低下につながる?

正しい深呼吸の方法!!
- 息を吐ききった状態にし、鼻からゆっくりと肺いっぱいに息を吸い込みます。いつも短い呼吸をしている人はすぐ吐きたくなってしまいますが、ぐっと我慢し、息を吸うことに意識を集中します。
- 腹部を2.5cm~5cm膨らませるまで、深く息を吸い込みます。背筋を伸ばして立った状態か、座って背筋を伸ばした状態で行いましょう。
- 吸うときの倍くらいの時間をかけるイメージで、口から息をスーッと吐いていきます。このサイクルを5回程度、繰り返してみましょう。
自律神経は白血球の割合にも働きかけており、交感神経優位では顆粒球が、副交感神経優位ではリンパ球が増えると言われています。
顆粒球とは細菌やウイルスに対しての即戦力になりますが、増えすぎると自分の体を攻撃したり、有害な活性酸素を出すために胃潰瘍や、がんなどの病気が引き起こされることがあります。
一方リンパ球は免疫を高める働きをしますが、増えすぎてもアレルギー疾患や低体温になることもあり、自律神経のバランスが重要です。