~より適正なケアを目指して~ 2020年度施設内研修の様子③

 

1月のテーマ:「新型コロナウイルス感染者の発生時における防護服の着脱方法」について

 

新型コロナウイルス感染症の予防には

常日頃より取り組んでいるところですが、

何事においても「100%」というものはありません。

 

万が一、施設の入居者様の中で感染が起こった場合、

職員はどのように動くことになるのか。

どのような点に気を付けなければならないのか。

 

職員同士での再確認という意味も含め、

新型コロナウイルス感染予防対策を講じ、

受講者全員マスク着用のうえで開催いたしました。

 

身体を覆う防護服にゴーグル、

グローブにフェイスシールド・・・。

身に着けるものは多岐にわたります。

施設看護師の実演に合わせて、受講者達も遅れないように付いていきます。

 

 

きっちり隙間の無いように着用すること!

職員達の表情も真剣そのもの。

意外に盲点なのが、防護服等を脱ぐ時。

防護服を着たまま動き続けていると、暑くてたまらない・・・。

 

しかし、一通りのケアが終わったからと勢いよく脱いでしまうと、

防護服に付着していたウイルスが飛散してしまうのです。

脱ぐ時も慌てず焦らず。

 

いわゆる「清潔」な内側の着用部を掴むようにしてゆっくり脱ぎ

個別に用意したごみ袋へこれまたゆっくり投入する。

袋の中の空気を絞ってしまうこともウイルスの飛散に繋がるので、慎重に封をする・・・。

これは、思わぬ落とし穴!!

 

 

きちんと脱ぎ、処分する所までが対策。

施設長!手順はバッチリですか!?

 

当施設の周囲でも、感染者が発生したという報告を

しばしば耳にするようになっています。

決して安心はできません。

 

職員一人ひとりの対策を徹底し、引き続き感染症予防に努めてまいります。